iPhoneの共有ボタンから1タップでPCへ送る方法
Xで気になるポストを見つけても、PCで続きを見るには、URLをコピーしてどこかに貼り、PCで開き直す手間がかかります。スクショも同じです。AIに見せたいだけなのに、いったん写真に保存してからPCへ移すと、カメラロールに要らない画像がたまっていきます。
そこで、iPhoneの共有ボタンの一覧に「PCへ送る」を足しました。使うのは、最初から入っている「ショートカット」アプリです。Xのポストも、撮ったばかりのスクショも、共有ボタンから1タップで自宅PCのフォルダに届きます。
この記事では、できることと実際の使い道、ショートカットの作り方を順に書きます。
できること
- Xのポストを送る。 ポストの共有ボタンから選ぶと、URLが目印つきのメモとしてPCに保存される
- 撮ったスクショを、保存せずに送る。 撮った直後の画面から共有して送り、そのまま消せる
共有ボタンを押したあとの操作は1回です。届いたかは、PCのフォルダを見て確かめます。
何に使っているか
Xのネタ集め
伸びているポストを見つけたら、共有ボタンから「Xネタ箱へ送る」を押します。PCには次のようなメモが1件ずつ保存されます。
[Xネタ]
https://x.com/アカウント名/status/ポストの番号?s=12
1行目の [Xネタ] が目印です。PC側は、毎朝この目印のあるメモだけを読み、ポストの書き出しや締め方を集計して、自分の投稿案を作る材料にしています。Xを自動で巡回するのではなく、自分で選んだ1件だけを送る形です。
AIに画面を見せる
エラーが出た画面や、スマホでしか見られない画面を撮り、共有から「AIに送る」を押します。PCの受信フォルダに screenshot.png という名前で保存されるので、Claude Codeなどに「受信フォルダの最新の画像を見て」と頼みます。
送った時点では、AIはまだ何も読んでいません。保存までがショートカットの役目で、読ませるのはそのあとの1行の依頼です。
送り先のPCの準備
PCには、送られたデータを受け取って保存する小さなWebサーバー(受け口)が要ります。筆者は自作の「PC共有」を使っていて、その作りと準備はPCとiPhoneで画像・ファイルを共有する方法に書きました。ここでは、受け口が次の2つのアドレスを持っている前提で進めます。
| 送るもの | 送り先の例 | PCでの保存 |
|---|---|---|
| 文字(XのURL) | https://PCの名前.tailnet名.ts.net/api/note | 日時-note.md |
| 画像(スクショ) | https://PCの名前.tailnet名.ts.net/api/file | 日時-screenshot.png |
アドレスは例です。自分のPCのTailscaleのアドレスに置き換えます。
ショートカットの作り方
Xのポストを送る「Xネタ箱へ送る」
- ショートカットアプリで「+」を押し、名前を「Xネタ箱へ送る」にする
- 詳細の画面で「共有シートに表示」をオンにし、受け取る種類を「URL」と「テキスト」にする
- 「テキスト」アクションを追加し、1行目に
[Xネタ]、2行目に「ショートカットの入力」を入れる - 「URLの内容を取得」を追加し、URLに送り先の
/api/noteを入れる - 同じアクションの詳細で、方法を「POST」、本文を「ファイル」にして、手順3のテキストを指定する
スクショを送る「AIに送る」
- 新しいショートカットを作り、名前を「AIに送る」にする
- 「共有シートに表示」をオンにし、受け取る種類を「イメージ」にする。入力がないときは停止する設定にする
- 「URLの内容を取得」を追加し、URLに送り先の
/api/fileを文字で入れる - 方法を「POST」にし、ヘッダに
x-drop-filename: screenshot.pngとx-share-channel: aiを足す - 本文を「ファイル」にして、「ショートカットの入力」を指定する
POSTの要点は、どちらも本文を「ファイル」にすることです。JSONやフォームにすると、目印つきの文字や画像が、そのままの形で届きません。
一つだけ注意があります。「URLの内容を取得」のURL欄に、青い「ショートカットの入力」が入ってしまうことがあります。この状態では、正しいアドレスでも届きません。URL欄の変数を消してアドレスを文字で入れ直し、画像は本文の欄で指定します。
使い方
- Xのポスト: ポストの共有ボタンを押し、共有メニューから「Xネタ箱へ送る」を選ぶ
- スクショ: 撮った直後に左下に出る小さな画像をタップし、共有ボタンから「AIに送る」を選ぶ。終わったら「完了」→「スクリーンショットを削除」で、写真に残さない
使うときの条件
- PCとiPhoneの両方でTailscaleがつながっているときだけ届く
- PCがスリープ・電源オフのあいだは届かない
- 送った内容が届いたかは、PCのフォルダで確かめる。自動の再送はない
- パスワードや、お客さんの情報が写った画面は送らない
まとめ
ショートカット2つで、Xのポストとスクショを、共有ボタンから1タップで自宅PCへ送れるようになりました。カメラロールに残らず、PCで作業を続けられます。ただし、受け取る側の受け口とTailscaleの準備まで含めて全部自分で組むのは、それなりに手間がかかります。
作るのに時間をかけたくないときは
詰まりどころを1つずつ潰していく時間は、どうしてもかかります。実際に作って動かしているものは、そのまま使える形に整えています。 新しく出したときと、記事にしていない小さな回避策は公式LINEで先に流しています。今あるものはAIクラフトに置いてあります。
よくある質問
送り先のPCには何が要りますか?
送られたデータを受け取って保存する、小さなWebサーバー(受け口)が要ります。筆者は自作の「PC共有」を使っています。受け口の作りは別の記事にまとめています。
送ったスクショは、iPhoneの写真に残りますか?
撮った直後の画面から共有して、最後に「スクリーンショットを削除」を選べば残りません。写真アプリに保存済みの画像を送った場合は、元の写真はそのまま残ります。
インターネットに公開する設定は要りますか?
要りません。送り先はTailscale(自分の端末だけをつなぐネットワーク)の中のアドレスで、ルーターの公開はしていません。
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