導入・使い方

WindowsでClaude Codeを動かす!3つのエラーで進まない時の対処法

ノートPCの端末画面と歯車、ダウンロード矢印のイラスト

WindowsでClaude Codeを使うなら「環境の分岐」をまず決める

WindowsでClaude Codeを使い始める際、最初に向き合うのが「ネイティブWindows」か「WSL(Windows Subsystem for Linux)」のどちらに導入するかという分岐です。この選択を間違えると、後から環境を作り直す手間が発生します。

ネイティブサンドボックス不可・Winアプリ開発WSL 2サンドボックス可・Linuxツール使用
ネイティブとWSLの比較

大きな違いは「サンドボックス」機能の有無です。サンドボックスは、AIが実行するコマンドをファイルシステムやネットワークから隔離する安全装置になります。AIに自動でコマンドを実行させたい場合は、WSL 2を選択してください。ネイティブ環境ではサンドボックスが使えないため、AIが実行するコマンドの安全性を自分で確認する必要があります。

読者
MacやLinuxの解説が多くて、Windowsだと動かないのではと不安です。
SK Forge
公式にサポートされているので大丈夫です。Windows 10の1809以降であれば動きます。ただしWindows特有のつまずきどころがいくつかあるので、そこを先に潰しておきましょう。

当ブログの環境では、ブログ自動化のPythonコードをネイティブ側で、スマホから遠隔操作する用途ではWSL側で動かしています。両方に入れておいても競合はしません。


ネイティブWindowsへのインストールとGit Bashの連携手順

ネイティブ環境に導入する場合、PowerShellを開いて次のコマンドを実行します。管理者権限は不要です。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

コマンドプロンプト(CMD)を使用する場合はこちらを実行します。

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

WinGetを利用して導入することも可能です。ただし、WinGet経由は自動更新に対応していないため、定期的に手動でアップデートコマンドを実行する必要があります。

winget install Anthropic.ClaudeCode

インストールが完了したら、ターミナルを一度閉じて開き直してください。PATHの変更が既存のウィンドウに反映されないため、閉じずに実行すると「コマンドが見つからない」とエラーになります。これはWindowsの環境変数の仕様によるもので、初回のインストール時に最も発生しやすいトラブルです。

動作確認は次の2つのコマンドで行います。

claude --version
claude doctor

claude doctor は、インストール状態や設定ファイルの問題をまとめて診断してくれる便利なコマンドです。

また、ネイティブ環境では「Git for Windows」を導入しておくことを強く推奨します。

  • Git for Windowsがある場合:Git Bash経由でLinux互換のコマンドが使える
  • Git for Windowsがない場合:PowerShellでコマンドが実行される

世の中の技術記事やGitHubの仕様はLinux前提で書かれていることが多いため、Bashが使えるとAIがコマンドをそのまま実行できます。もしClaude CodeがGit Bashを見つけられない場合は、ユーザーフォルダの .claude/settings.json に次のパスを書き足してください。

{
  "env": {
    "CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
  }
}

WSL 2にClaude Codeを導入する手順

WSL側で使う場合は、まず管理者権限のPowerShellでWSLを有効化します。

wsl --install -d Ubuntu

コマンド実行後、PCの再起動が必要です。再起動するまでUbuntuの初期化が始まらないため、画面が進まなくても慌てずに再起動を行ってください。

再起動後にUbuntuを起動してユーザー作成を終えたら、Ubuntuのターミナル内でLinux用のインストールコマンドを実行します。PowerShellではなくUbuntu側で実行する点に注意してください。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
claude --version

WSL環境ではUbuntuのBashがそのまま使われるため、Git for Windowsの導入は不要です。


ログイン方法とプロジェクトでの初期設定

作業したいフォルダに移動して起動コマンドを実行すると、ブラウザが開いてログインを求められます。

cd C:\自分のプロジェクトのフォルダ
claude

利用にはPro、Max、Team、Enterpriseのいずれかのプラン、またはAnthropic Consoleのアカウント(APIキーの登録)が必要です。無料のClaude.aiプランではClaude Codeは使えません

起動できたら、まず次のコマンドを実行してプロジェクトの説明ファイルを生成しておきます。AIがプロジェクトの前提を毎回読み込むようになり、回答の精度が向上します。

/init

Windows環境でClaude Codeが詰まる3つの原因と対処法

実際にWindowsで運用していて直面した、特有のトラブルと解決策をまとめました。

1. 日本語入力の表示が崩れる

Windowsのターミナルでは、日本語の変換中に表示が崩れたり、確定前にEnterが送信されたりすることがあります。長い指示を与える場合は、メモ帳などで下書きしてから貼り付けるのが確実です。

2. SSH接続中にgit pushが失敗する

外部からSSHでWindowsに接続して作業していると、git push が次のエラーで失敗することがあります。

Unable to persist credentials with the 'wincredman' credential store.
fatal: could not read Username for 'https://github.com'

原因は、SSHログイン経由ではWindowsの資格情報マネージャーにアクセスできないためです。PCの前に直接座って作業しているときは成功するため、原因の特定が遅れがちになります。

対処法として、HTTPS接続からSSH鍵での接続に切り替えます。

ssh-keygen -t ed25519 -C "github"
git remote set-url origin git@github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git

生成した公開鍵(id_ed25519.pub)の中身をGitHubのSSH keysに登録すれば、SSH接続経由でも問題なくpushが可能になります。

3. Windows標準のsshが古くてGitHubに繋がらない

Windows同梱のOpenSSH(バージョン9.5)は、GitHubが使用する鍵交換方式に対応していない場合があります。解決策は、Git for Windowsに同梱されている新しいOpenSSHを使用するように設定することです。

git config --global core.sshCommand "'C:/Program Files/Git/usr/bin/ssh.exe'"

これで接続エラーを回避できます。ここでもGit for Windowsを導入しておくメリットが生きてきます。


外出先からスマホでClaude Codeを操作する方法

Windows PCにClaude Codeを構築しておけば、外出先のスマホから自宅のPCを遠隔操作してAI開発を続けることも可能です。

具体的な連携手順は、スマホからClaude Codeを動かす設定で、ログインが完了しない時の解決策にまとめています。

あわせて読みたいスマホからClaude Codeを動かす設定で、ログインが完了しない時の解決策スマホから自宅PCのClaude Codeを遠隔操作する設定手順と、ログイン(認証)が完了しないエラーの解決策を解説します。

また、他のAIエディタとの機能や料金の違いを比較したい場合は、次の記事を参考にしてください。

あわせて読みたいCursor・Windsurf・Claude Codeの課金でつまずく3つの注意点Cursor・Windsurf・Claude Codeの課金で迷っていませんか?本記事では、3大AIツールの料金プランや機能、Windows環境での注意点を比較…

まずは、ご自身の開発スタイルに合わせて「ネイティブWindows」か「WSL 2」のどちらで構築するかを決め、PowerShellでのインストールから進めてみてください。

作るのに時間をかけたくないときは

詰まりどころを1つずつ潰していく時間は、どうしてもかかります。実際に作って動かしているものは、そのまま使える形に整えています。 新しく出したときと、記事にしていない小さな回避策は公式LINEで先に流しています。今あるものはAIクラフトに置いてあります。

よくある質問

Claude CodeはWindowsにそのまま入れられますか?

入れられます。Windows 10 1809以降ならPowerShellで1行のコマンドを実行するだけで導入でき、管理者権限も不要です。ただしサンドボックス機能を使いたい場合はWSL 2の中に入れる必要があります。

ネイティブのWindowsとWSL、どちらに入れるべきですか?

扱うプロジェクトの置き場所で決めてください。Windows向けのアプリやツールを開発するならネイティブ、LinuxのツールチェーンやDockerを使うならWSL 2が向いています。判断がつかない場合は、導入が簡単なネイティブから始めて問題ありません。

Git for Windowsは必ず必要ですか?

必須ではありませんが、入れることを推奨します。Git for Windowsがある場合はGit Bash経由でBashツールが使えるようになり、Linux向けに書かれた手順やスクリプトがそのまま動きます。無い場合はPowerShellでコマンドが実行されます。

インストールしたのにclaudeコマンドが見つかりません。

ターミナルを一度閉じて開き直してください。インストール時にPATHが追加されますが、既に開いているターミナルには反映されないためです。それでも解決しない場合はclaude doctorを実行すると、インストール状態と設定の問題を診断できます。

Claude CodeのWindows版は無料で使えますか?

無料のClaude.aiプランではClaude Codeを利用できません。Pro、Max、Team、Enterpriseのいずれか、またはAnthropic Consoleの従量課金アカウントが必要です。

SK Forgeのプロフィール画像
この記事を書いた人: SK Forge

AI開発にのめり込んでいる個人開発者です。ブログの全自動運営をはじめ、作業をAIに任せて時短する仕組みを作り、浮いた時間を副業に回しています。その開発記録や悪戦苦闘したところを、このブログとXでそのまま公開中。完成したツールやアプリは、AIツール専門のマーケット「AIクラフト」で販売しています。

関連記事